ぐりーんらいふ 鎌倉くらしの日記

小山航平展


東京に出たついで、茅場町に写真展「白夜夜行」を見に行った。


築80年というレトロなまさに”ビルジング”。扉を開けてエントランスに入った瞬間、もうどこか違う世界へ入ったかのよう。まるで自分が大正期、昭和初期の探偵小説や幻想小説の世界に紛れ込んでるかのような錯覚。階段を上がり2階の1室、ギャラリーへ。


モノクローム、上質な画面、静謐で幻想的な風景。超、超、超好み!
計10枚の連作で人の内面のような、夢の中のような風景が展開されている。初めが裸の女性がベッドにうつぶせになっている写真。部屋の床は波うち際、天井に屋根はなく星の空が広がっている。10枚目は海(といっても背景は不思議な世界)に仰向けでたゆとう女性の姿。間にこの世にはない幻想的な風景が展開されている。


これからこの女性の見る旅が始まっていくのか、それともこの女性すら誰かの記憶の組み合わさった姿なのか。多分、見る人によって違う想像ができると思う。ストーリーを感じさせる展示。


作者はまだ20代半ばくらいの人で個展もこれが最初みたい。
この若さでフィルムカメラで白黒フィルムで撮っている。希少な人ですね。
作品はネガを組み合わせてそれを現像しているとか。PC合成でもなければ印刷したのを組み合わせているのでもないそうな。手がこんでるなあ。それでこういう世界を作るんでしょう?どれだけ集中力要るかだなあ。



とても素晴らしい作品展。ギャラリーそのものも展示に合っている。興味のある人はぜひぜひ!
来週土曜日までやってるよ。
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by green2008 | 2010-10-29 10:01 | くらし